蝶々
先日、友人の家に遊びに行きました。
友人は既婚者で、子供が二人います。その二人の子供達(姉妹)の最近の流行は、
自分たちのお気に入りの物にリボンを巻くことです。
お姉ちゃんの方は赤いリボン。妹の方は青いリボン。
色鉛筆・ぬいぐるみ・スリッパいたるものにリボンが巻いてあり蝶結びで結んでありました。
まるで赤い蝶と青い蝶がとまっている感じでした。
遊びに行って早速、私が持参したお土産のケーキを食べることになりました。
お皿・フォーク、そして、コップを子供たちが用意してくれました。
驚くことに、彼女たちのガラスのコップはリボンが蝶結びになったデザイン
が施されたものでした。しかも、ちゃんと姉妹それぞれに赤と青の色リボンです。
私も小さい頃同じようなことしていなぁ、と昔の自分を思いだしました。
しかし、そんな幸せな時間が終わりをむかえ、
嵐のように厳しい時間が来るとは誰も予想していませんでした。
ケーキも食べ終わり、片付けに入るときでした。
何と私の不注意でお姉ちゃんのコップをテーブルから落としてしまったのです。
言わなくてもわかると思いますがもちろん割れました。
まるで映画「NANA2」のCMで流れるナナがコップを受け取ろうとするシーン。
あんな感じでした。
凄まじい勢いで泣きました。泣いているお姉ちゃんを見て妹も何故か号泣。
必死に謝っても全く耳に届かず号泣。終いにはあまりにも泣き止まないので、
子供部屋に戻されてしまいました。
子供たちは、もう少しで実家の両親の家に遊びに行く予定だったらしいのです。
あまりにも泣き止まないので友人が頼み両親が早くに迎えに来ることになりました。
実家の両親が迎えに来て家を出るときにも謝ったのですが、
何も言わずに出て行ってしまいました。
家の外まで子供たちを送りに行った友人は、
もう怒ってないみたいだよと私に言ってくました。
テンションがあまり上がらない私は、
夜も更けてきたので帰宅することにしました。
玄関まで行き自分の靴を見みると、
私の靴にはなんと赤と青の蝶が2頭靴にとまっていました。
どうやら家を出るときに結んでくれたみたいです。
この前はゴメンね。許してくれてありがとう。
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